ガラスの辞典

ガラス屋さんの仕事が役に立つガラスの知識まで

ガラスコーティングについて

 

車のガラスや車体をピカピカに仕上げる方法として、主流であった方法がカーワックスでした。ただしこれは2000年くらいまで、現在はコーティングを選択する人の方が多いと言われています。実際新車を購入する人の6割がコーティング施工をされるようです。 ではガラスコーティングはワックスに比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。 ガラスコーティングは塗装の膜の上にある透明な層を守り、ガラスや車体のツヤを維持します。透明な層がなくなると塗装が古くなったり、はがれてしまいます。 ガラスコーティングは特殊な作業ですので、ワックスのようにホームセンターなどへ行って液剤を購入し、手軽に自分で行うことはできませんが、効果が長持ちするので長い期間新車のような輝きを維持する事が可能です。 またガラスコーティングは汚れに対しても効果を発揮します。 ワックスでは雨や泥、ホコリなどが付着するので洗車の際に汚れを落とす手間があります。また、洗車の度にワックスをかけるためどうしても拭き残したワックスの固体が残ってしまったり、くすんで経年感がでてしまいます。 ガラスコーティングは普通なら落としにくい汚れでも洗車の際に綺麗に落としきることができますので、綺麗な質感を保つことが可能です。 ガラスコーティングとワックスの大きな違いは油分を使っているかどうかだと思います。 油分は時間が経つと雨などで流れ、隙間に入り込んで水垢を固着させてしまうことがあります。ガラスコーティングはフッ素が主成分ですのでそういった心配もありません。